コーヒーの種類
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【愛好家必見】コーヒーの種類や特徴から自宅での焙煎方法まで徹底解説

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どのコーヒー豆を選ぶかは、コーヒー愛好家にとって重要なテーマです。この記事では、コーヒー豆の種類や特徴、コーヒー飲料の種類など、コーヒーの魅力を詳しく紹介します。自宅でできる焙煎と挽き方も解説します。

コーヒーのすべてを知ることで、毎日の一杯が格別になるでしょう。本記事を読めば、コーヒー豆の選び方から淹れ方に至るまでの知識が身につき、より深いコーヒー体験ができるようになります。

ささみ
ささみ
SCAJコーヒーマイスター | 日本アクアソムリエ協会認定アクアソムリエ | コーヒーソムリエ
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コーヒーに関わる道具のレビューをブログとYouTubeで発信中!プロのコーヒーマンとして、コーヒーのおいしさを伝えたいです。
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コーヒー豆の種類と魅力

コーヒーは世界中で愛される飲み物。種類によって異なる風味が魅力です。コーヒーの味は豆の種類で決まります。選ぶ豆によって風味や味わいが大きく変わります。自分好みのコーヒーを見つけてください。主なコーヒー豆の種類は以下のとおりです。

アラビカ種
酸味と甘味のバランスがとれた風味が特徴で、多くの愛好家から高評価を受けています。
ロブスタ種
苦味が強いのが特徴で、しっかりとした味わいが人気です。
その他
リベリカ種やエクセルサ種など、個性豊かなコーヒー豆が存在しています。

コーヒー豆の特徴を理解することで、コーヒー豆選びが楽しくなるでしょう。

アラビカ種(Arabica)

アラビカ種のコーヒー豆は、世界で最もよく知られており、コーヒー愛好家から高く評価されています。豊かでバランスの取れた風味と芳醇な香り、甘味の強さが高評価の理由です。ベリーのような繊細な酸味があります。中南米や東アフリカなどの標高の高い地域で栽培され、他の種類に比べてカフェイン含有量が低めです。

ロブスタ種(Robusta)

ロブスタ種のコーヒー豆は、独特な強い風味で知られています。カフェイン含有量が高く、缶コーヒーなどの加工品に利用されることが多いです。他と比べて耐病性に優れており、栽培がしやすいのが特徴です。アフリカやアジアなど幅広い地域で育てられています。

ロブスタ種は酸味が少なく、苦味や濁り感があり、焦げた麦茶のような重い風味です。エスプレッソやインスタントコーヒーの原料としてよく使われています。クリーミーで濃厚な泡立ちのため、クレマ(※)を重視する方に適しています。アラビカ種より安価なため、経済的にも魅力です。
» コーヒー豆の種類を解説

※ クレマとは、エスプレッソの液面に浮かぶキメ細かい泡のことです。

その他のコーヒー豆

その他の主なコーヒ豆については、以下のとおりです。

リベリカ種
独特な香りとフルーティーな風味で知られています。
エクセルサ種
タルトやフルーツに似た酸味と、複雑な風味が特徴。
マラゴジッベ種
大きな豆とマイルドな味わいです。
パカマラ種
甘味と酸味のバランスが良く、愛好家からの評価が高いです。
ゲイシャ種
独特な花の香りと甘みがあり、プレミアな品種として大切にされています。
ティモール・ハイブリッド種
深いコクとマイルドな風味が特徴です。
ブルボン種
甘い風味とほど良い酸味のある品種です。

コーヒー飲料の種類と特徴

各種のコーヒー飲料には独特の抽出方法や特徴があり、日常のさまざまなシーンで楽しめます。主な種類は以下のとおりです。

  • ストレートコーヒー
  • エスプレッソコーヒー
  • ミルクコーヒー
  • アイスコーヒー
  • コールドブリューコーヒー
  • フレーバーコーヒー
  • インスタントコーヒー

バラエティ豊かなコーヒー飲料を知ることで、自分好みのものを見つけ、新しいコーヒー体験ができるでしょう。

ストレートコーヒー

ストレートコーヒーは、純粋なコーヒー豆の豊かな風味を楽しむ飲み方です。加工せずに水やお湯でコーヒー粉を抽出します。シンプルな作り方が、豆の本来の味わいを最大限に引き出す秘訣です。ドリップやプレス、サイフォン、ネルドリップなど、多様な抽出方法が選択できます。
» 【初心者向け】コーヒードリップ講座

エスプレッソコーヒー

エスプレッソは、コーヒーの中でも特に濃厚な味わいです。クレマと呼ばれるクリーミーな泡が、エスプレッソ独特の風味を生み出します。カプチーノやラテ、アメリカーノなど、多くの人気ある飲料のベースになっています。エスプレッソに牛乳や水などを加えることで、さまざまな味わいが試せるでしょう。

エスプレッソの抽出にはエスプレッソマシンが必要です。短い抽出時間で、コーヒ豆の風味を強く引き出せます。豆の種類、引き方、タンピングの違いが味わいを左右します。
» コーヒーとエスプレッソの違いを解説

ミルクコーヒー

ミルクコーヒーは、ミルクがコーヒーの苦味をやわらげ、クリーミな味わいが人気です。ミルクがコーヒーのアロマを際立たせ、豊かな風味を楽しめるでしょう。ラテやカプチーノ、フラットホワイトがよく知られています。スチームミルク(※1)やフォームミルク(※2)の使い方で味や風味が大きく変わります。ラテアートで視覚的にも楽しめるでしょう。
» カフェオレとカフェラテの違いを徹底解説!

カフェラテはミルクたっぷりでまろやかな飲み口が特徴です。カプチーノはフォームミルク(※2)が多く使われ、軽い口当たりが楽しめます。
» カフェラテとカプチーノの違いを徹底解説

フラットホワイトは、エスプレッソにきめ細かなスチームミルクと少量のフォームミルクを加えた濃厚な味わいの飲み物です。お店によって比率が異なります。シュガーやシロップで甘さの調整もできます。

※1 スチームミルクとは、ミルクを蒸気で温めて泡にならなかった液状のミルクを指します。
※2 フォームミルクとは、ミルクを蒸気で温めて泡状になったものを指します。

アイスコーヒー

アイスコーヒーは、冷たい水や氷を使って提供されるコーヒーです。熱いコーヒーを素早く冷やす方法と、冷水でじっくり時間をかけて抽出する方法があります。どちらも透明感ある味わいと、爽やかな口当たりが特徴です。特に暑い時期には多くの人に好まれます。

氷を多く使用するため、氷が溶けてもコーヒーが薄まらないように濃く抽出するのが一般的です。アラビカ種やロブスタ種など、豆の種類によって独自の魅力を持つアイスコーヒーになります。好みに応じて甘くしたり、ミルクを入れたりと、さまざまなバリエーションを楽しみましょう。

コールドブリューコーヒー

コールドブリューコーヒーは、常温か冷水で長時間かけてコーヒー豆を抽出する飲み物です。コーヒー本来の味わいが最大限に引き出され、マイルドな味わいになります。酸味が少なく、滑らかな口当たりと自然な甘さや風味が特徴です。時間や手間はかかりますが、一度に大量に作ることができ、忙しい朝でも手軽に飲めます。

常温か冷水で抽出するため酸化しにくく、お湯で抽出するアイスコーヒーよりもフレッシュな味が長持ちします。豆の種類や焙煎度合いに合わせ、カクテルやスムージー、デザートなどのレシピにアレンジを加えてみましょう。日常においしい変化を加えられるコールドブリューコーヒーを、是非お試しください。

フレーバーコーヒー

香り高い風味が魅力のフレーバーコーヒーは、愛好家に新しい味覚体験を提供してくれます。バニラやキャラメル、チョコレート、ナッツなど多くの香料やスパイスが加えられてるのが特徴です。ストレートコーヒーと違い、砂糖やクリームなしでも満足のいく風味が得られ、カロリーを気にする方にも最適でしょう。

季節によって、限定の特別フレーバーが登場し、魅力は一層高まります。ホットでもアイスでも楽しめ、家庭や専門店でも手軽に味わえるのが大きなメリットです。

インスタントコーヒー

インスタントコーヒーは、忙しい朝や仕事のひと息にぴったり。すぐに溶ける粉末や顆粒状で、多くの家庭やオフィスで使われているでしょう。手軽な点が最大のメリットです。製造方法にはスプレードライ法とフリーズドライ法の2種類があり、コーヒーの風味をしっかりと保てます。

特にフリーズドライ法は味や香りの損失が少ないです。溶解性が高く、水やお湯にすぐに溶けるため、忙しくてもすぐにコーヒーを飲めるでしょう。保存性にも優れ、非常食やアウトドアでも用いられています。アラビカ種やロブスタ種など、多様な豆を独自にブレンドした製品もあります。

手頃な価格も魅力で、気軽に購入できる点が人気を支えています。ただし、新鮮なコーヒーと比較すると味や香りは劣るでしょう。こだわりを持つコーヒー愛好家には適さないかもしれません。

コーヒーの焙煎とは

コーヒーの焙煎について、主に以下のことを知っておきましょう。

コーヒー豆の焙煎プロセス
緑色の生豆を特定の温度で加熱すると化学的変化が起き、豆の品質や味わいが変化します。生豆の水分が蒸発することで豆の色が変わり、独特なアロマとフレーバーが生まれるのが特徴です。
焙煎度合いの種類と味の特徴
ライトロースト(浅煎り)(※1)からダークロースト(深煎り)(※2)まで、焙煎の度合いで異なる風味のコーヒーが楽しめます。酸味や苦味など、コーヒーの多様な味の特徴を引き出せるのが魅力です。

焙煎はコーヒーの質を決定づける大切な工程です。適切な焙煎を行えば、最高のコーヒー体験ができるでしょう。

※1 ライトロースト(浅煎り)とは、うっすらと焦げ目がついている状態を指します。 黄色っぽい小麦色で、 コーヒーの香りはあまりせず、コクも強くありません。
※2 ダークロースト(深煎り)とは、長時間ローストすることで、コーヒーがツヤのある黒色になり、はっきりとした苦みが現れる状態を指します。酸味が少なく、滑らかな味わいが特徴です。

コーヒー豆の焙煎プロセス

コーヒー豆の焙煎プロセスは、コーヒーの多様な味わいと香りを引き出す重要な工程です。新鮮な生豆(グリーンビーンズ)が高温で加熱されることで、色・形・風味が大きく変化します。生豆には不純物や欠点豆が混じっているため、選別してから焙煎機に投入。

加熱が進むと、生豆は淡い緑色から茶色へ変化します。同時に水分が蒸発し、豆が膨張します。豆が割れる音を「ファーストラック(ハゼ)」と呼び、焙煎が進行している証です。豆の色が濃くなるほど焙煎度合いは深まり、ライトロースト(浅煎り)、ミディアムロースト(中煎り)、ダークロースト(深煎り)と呼ばれます

焙煎が一定のポイントを越えると、ダークロースト(深煎り)特有の深い香ばしさと味わいが生まれるのが特徴です。最後は、焙煎した豆を急冷し、加熱止めて豆を安定させます。後の適切な熟成を経て、コーヒー豆は最高の味になります。

焙煎度合いの種類と味の特徴

焙煎度合いは複数あり、風味や特徴が異なります。コーヒーを深く味わうため、焙煎度合いによる味の違いを知りましょう。ライトロースト(浅煎り)は酸味が際立ち、果実のようなフレーバーを感じます。対してミディアムロースト(中煎り)は、酸味と苦味のバランスが取れた風味を楽しめます。

焙煎度が高いミディアムダークローストは、フルボディ(※1)の質感で苦みが強く、スパイシーな香りが特徴です。ダークロースト(深煎り)になると苦味は一層強まり、ナッツやチョコレートのような深い風味になります。最も深い焙煎になるとオイリーな表面が特徴です。苦味とスモーキーな風味(※2)が支配的。イタリアンローストが最も深い焙煎度に当てはまり、かなり強い苦味と焦がした風味が特徴です。
» コーヒーの酸味の基礎知識と酸味を左右する要因を解説!

※1 フルボディとは、コーヒーの重い質感を指します。
※2 スモーキーな風味とは、煙で燻(いぶ)したような香りのことを表します。

家庭でできる焙煎方法

コーヒー豆は、シンプルな道具があれば自宅で焙煎を楽しめます。まず生のコーヒー豆を入手し、基本的な焙煎方法に挑戦してみましょう。簡単なのはフライパンを使った焙煎方法です。中火で豆を均一に炒ることで、手軽に焙煎ができます。予熱したオーブンに豆を投入し、じっくり焼き上げる方法もあります。

ポップコーンメーカーでの焙煎は、熱風で豆を均一に焙煎する方法で、多くの人気があります。本格的に焙煎を楽しみたいなら、専用の家庭用焙煎機がおすすめです。色と香りの変化に注目し、好みに合わせて焙煎度を調整してください。焙煎後はコーヒー豆を迅速に冷却し、風味を逃さないよう適切な容器で保存しましょう。

コーヒーの挽き方と抽出方法

コーヒー豆の挽き方には、粗さに応じてさまざまな種類があり、抽出方法と密接に関連しています。適切な挽き方を学ぶことは、コーヒーの風味を引き出し、最高の味わいを楽しむために不可欠でしょう。挽いたコーヒー粉の粒度と抽出時間のバランスが、全体的な味の質を決定します

均一な粒度で挽くことで抽出が安定し、一貫した味わいを得られます。抽出時間と水温は挽き方によって変わるため、適切にコントロールすることが重要です。グラインダー(※)をきれいに保つことも大切です。清潔な状態を保ちましょう。

※ グラインダーとは、コーヒー豆を粉砕する(挽く)器具・機械のことを指します。

コーヒーの挽き方の基礎知識

コーヒーの挽き方には、粗挽き、中粗挽き、中挽き、中細挽き、細挽き、極細挽きの6種類があります。挽く時は、使用するコーヒーメーカーに適した挽き具合を選びましょう。挽きたてのコーヒーを使用すると、新鮮で豊かな風味を楽しめます。コーヒーミルには手動と電動タイプがあり、均一な粒度で挽くことでよりおいしいコーヒーが淹れられます。

挽く時間や力加減も挽き具合によってコーヒーの味わいを左右するため、注意が必要です。適切な挽き方をマスターすることで、普段のコーヒータイムがより特別になるでしょう。
» コーヒー豆の挽き目の種類と特徴、上手な挽き方を解説!

各挽き方とおすすめの抽出方法

コーヒー豆の挽き方には、それぞれ適した抽出方法が存在します。粗挽きの豆は大粒で水との接触面積が少なく、抽出時間を長く取る必要があります。フレンチプレス(※1)やパーコレーター(※2)など、時間をかける方法が適しているでしょう。
» 自宅でおいしいフレンチプレスコーヒーを淹れる方法

細挽きは粒が細かく、抽出時間を短くする必要があります。エスプレッソやモカポットなど、短時間で濃厚な味を得る抽出方法が最適です。中挽きはドリップコーヒーやサイフォン(※3)など、バランスの取れた抽出方法に適しています。極細挽きはターキッシュコーヒーなど、特殊な抽出方法に多く使われます。
» サイフォンコーヒーの魅力や淹れ方を徹底解説

※1 フレンチプレスとは、筒状のポットにレギュラーコーヒーと熱湯を入れ、上からフィルターで押し沈めて抽出する器具のことを指します。
※2 パーコレーターとは、ポットを火にかけ沸騰すると、蒸気圧でパイプを通ってお湯が上部にあるコーヒー粉と接触を繰り返す抽出器具のことを指します。
※3 サイフォンとは、ロート・フィルター・フラスコなどからなるコーヒー抽出器具のことを指します。

まとめ

コーヒーは種類や飲み方によって違う魅力があります。アラビカ種やロブスタ種など豊富なコーヒー豆があり、それぞれ独自の風味を楽しむことが可能です。ストレートからミルクコーヒー、アイスコーヒーに至るまで、シーンに合わせたコーヒー飲料が存在します。

焙煎や挽き方によって味わいが変わるため、工程に注意を払うことがおいしいコーヒーを淹れるコツです。家庭でも簡単にできる焙煎や抽出方法があります。コーヒーをより楽しむため、知識を身に付けるのもおすすめです。
» コーヒーの保存方法と長期保存のポイントを解説!

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